スピンドル塗装

当社のスピンドル塗装設備では細かな精密部品~A4サイズ程度まで幅広い部品の塗装に対応し、難易度の高いピアノブラック塗装の生産も可能です。更にスピンドル塗装機は高い生産性を持つ事から大きな生産ロットにも適しており、部品の安定供給にも大きく貢献いたします。

また自社内には手吹き塗装ブースもあり、A4サイズ以上の大物サイズ部品への塗装や電鋳マスク塗装などが可能で、ピアノブラック塗装部品への電鋳マスクでのシルバー塗装は非常に難易度の高い生産部品として実績があります。


UV塗装

UV塗装は、樹脂表面の塗料に増感剤がUV(Ultraviolet rays_紫外線)に反応して数秒で硬化する塗装方法です。熱乾燥塗装と比較し耐擦傷性・耐薬品性・耐汚染性などに優れるUV塗装の導入により、高硬度のコーティングが可能となり当社の塗装技術は更に多様化・高品質化しました。

 ヤマコーグループ各生産拠点においてUV(紫外線硬化)塗装が可能で、携帯電話の筐体部品や家電製品の筐体部品を量産して行く中でUV塗装技術を培ってきました。

ヤマコーグループのスピンドル塗装設備で、高硬度のUV塗膜を塗装する事でキズに強い外観スペック仕上げます。


UV塗装のメリット

①塗膜硬度が高い為、熱乾燥塗装と比べ非常にキズ付きに強い。

(キズ付きに対するスペックに有効)

②塗装後に熱乾燥設備へ投入する必要がない。

(乾燥工程の削減&乾燥で排出されるCO2の削減)

③UV塗装された製品は、次工程での製品取扱いが容易になる。

(作業性向上&すぐに梱包できる)

④梱包材による製品のキズ付き不良が低減できる。

(不良低減)

⑤簡易的な梱包仕様にする事ができ、高い梱包効率となる。

(梱包材費&部品輸送費の低減)

⑥カラーUV塗料を使用すれば、1コートでUV塗装が可能。

(VA&VEなどの価格低減のご提案)

⑦ヤマコーグループ各生産拠点(国内&海外)でUV塗装が可能。

(突発的な災害生産リスク回避)


プラスチックマスキング塗装

これまで携帯筐体や家電筐体などの塗装において、プラスチックでのマスキング塗装技術を構築してきました。

お客様より塗装範囲(塗装範囲と非塗装範囲など)に関するご要望を頂き、自社のプラスチックマスク治具を使用したマスキング塗装をご提案します。プラスチックマスク治具はヤマコーグループ内で設計~金型製作~成形まで対応しお客様のご要望される塗装製品に仕上げます。


防災活動

塗装では塗料・シンナーなどの危険物を取り扱いますので、防災意識と火災防止技術の向上を図るために、年に一度、豊田市消防署の方をお招きした防災訓練を実施して社員への教育を行っております。もし火災などの災害を起こしてしまうと、お客様への製品納入遅延や近隣住民へ不安を与えるなど大きな影響を及ぼすため、日頃から消火設備の取り扱いや役割などを確認しております。

また安全衛生委員会が定期的に社内の巡回を行い、避難経路の確認や危険場所がないかなど社員が安全・安心に仕事ができるように取り組みを行っております。